住民基本台帳による東京都の世帯と人口:毎年

(特集)5歳階級別にみた地域別増減傾向

  どの年齢層が増加しているかを5歳階級別にみてみると、地域別に次のような特徴がある。

 

(1)都全体


 都全体では、各年齢層が増加若しくはほぼ横ばい状態で推移している中にあって、20歳~24歳と15歳~19歳の増加が大きい。この2つの年齢層は、大学等への進学者や就職者が多い世代であり、もともと東京都への転入が多いが、20歳~24歳については、増加傾向にあり、15歳~19歳については、減少傾向にある。
 それ以外の年齢層の動きをみてみると、平成10年に1歳~4歳、平成12年に5歳~9歳、平成13年に25歳~29歳及び40歳~44歳が増加に転じ、平成14年には、30歳~34歳及び35歳~39歳の30代が増加に転じ、年を追って、増加する年齢層が拡大しており、45歳未満までの幅広い年齢層の増加が都の人口増加に寄与していることがわかる。

(図6-1、表13-1)

 

(2)区部


 区部における推移をみると、平成11年に1歳~4歳、平成12年に10歳~14歳及び25歳~29歳が増加に転じ、平成14年には、30歳~34歳及び35歳~39歳の30代が増加に転じている。都全体と比較すると、①25歳~29歳の増加の伸びが著しいこと②増加している年齢層が40歳未満までとやや狭いこと③5歳~9歳においては減少が続いている、という違いがある。

(図6-2、表13-2)

 

(3)市部


 市部における推移をみると、平成10年に5歳~9歳、40歳~44歳、平成11年に20歳~24歳、平成12年に45歳~49歳、平成13年に35歳~39歳が増加に転じている。①全体として、ほぼ横ばい若しくはゆるやかな増加傾向にあること②25歳~29歳及び30歳~34歳について、減少数が大幅に縮小しているとはいえ、減少が続いていること③約2倍の人口規模をもつ区部に比し、10歳未満の増加数が多いこと④動きは小さいものの、区部では減少している45歳~49歳が増加していることが特徴的である。

(図6-3、表13-3)

 

(4)都心3区


 都心3区は、都全体の増加率が0.71%であるのに対し、2.64%と約3.7倍の伸びをみせている。その推移をみると、平成12年までは、増減を繰り返している年齢層がみられるものの、平成12年に45歳~49歳、50歳~54歳、55歳~59歳が増加に転じ、年を追って、増加する年齢層が拡大しているのは、上記と同様である。都全体と比較すると、①25歳から34歳の増加が著しく、第2次ベビーブーム世代を含む比較的若いファミリー世代が増加の中心となっていること②増加している年齢層は60歳未満と一番幅広く、団塊の世代を含む45歳から59歳までの増加がみられることが特徴的である。

(図6-4、表13-4)

 (注)年齢別増減人口は各年とも前年に比べた増減人口を示している。

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