平成12年国勢調査　第1次基本集計結果の概要

 
　 平成12年10月1日現在で実施された「平成12年国勢調査」の東京都分の第1次基本集計結果（人口、世帯及び住居に関する基本的な事項）が、平成13年10月31日に総務省統計局から公表された。これは、そのうちの主な結果の特徴を記したものである。

 

1　総人口及び男女別人口

　東京都の人口は12,064,101人となり、大正9年の調査開始以来初めて1,200万人を超えた。
　また、東京都では初めて男性より女性の人口が多くなり、性比（女性 100に対する男性の割合）が99.9となった。

 

2　年齢別人口

　老年（65歳以上）人口は平成7年国勢調査（以下「前回」）と比べ、24.8％増加している。総人口に占める老年人口の割合は、前回より 2.8ポイント上昇して15.8％となった。これに対し、年少（０～14歳）人口の割合は前回より 0.9ポイント低下して11.8％となった。前回初めて老年人口が年少人口を上回ったが、今回その差が更に拡大した。

 

3　配偶関係

　前回と比べると男女共に未婚率が上昇している。
　なかでも30～34歳までの未婚率が最も上昇し、男性は54.1％、女性は37.6％となった。

 

4　世帯

   総世帯数は5,423,551世帯で、今回初めて500万世帯を超えた。
　一般世帯の1世帯当たり人員は前回の2.34人から0.13人減少し、2.21人となった。
　一般世帯のうち、高齢者（65歳以上）のいる世帯を家族類型別にみると、単独世帯が前回と比べ46.8％増加し、 388,396世帯となった。

 

5　住居

　住宅に住む一般世帯数は前回より9.5％増加し、5,216,178世帯となった。
　住宅の所有関係別にみると、持ち家の構成比が前回より 1.7ポイント上昇し、43.7％となった。