指導者の方へ
このコンテンツは、統計の知識を身につけて、児童自らが課題の解決に取り組むというコンセプトで構成されています。
興味喚起、解説、ケーススタディ、発展の4部構成となっています。基本的には児童が一人でも学習できるものとなっておりますが、ケーススタディについては、総合的な学習の時間における教材(4時間扱い)として御活用いただくことをお勧めします。
- コンテンツの紹介
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興味喚起コンテンツ「統計の世界へようこそ」
児童の統計への興味を喚起するコンテンツです。
「統計って何?」「統計でみる東京都の人口」「統計クイズ」の3部構成になっています。
シンプルなアニメーションとクイズで児童を統計学習へと導きます。
- 統計って何?
- 調査をして統計表にまとめ、グラフに表すことで、特徴を捉えて問題の解決や予測を立てるという統計の流れを1分半程度のアニメーションで説明しています。
- 統計でみる東京都の人口
- 国勢調査の結果をもとに、東京都の人口推移や過去との比較、全国との比較を2分程度のアニメーションで表現しています。
- 統計クイズ
- 「東京都の人口」や「駅の乗車人員」など、児童に身近な題材をテーマにした択一式の簡単なクイズです。解答画面では、グラフを使った解説を行っています。
解説コンテンツ「統計を知ろう・学ぼう」
データの表し方や傾向を捉えるための、基本的な手法について解説します。「統計のはじめの一歩」と「データの特徴・変化を捉えよう」「統計ポスターを作ろう」の3部構成となっています。
- 統計のはじめの一歩
- イラストと文章で構成されたコンテンツです。「統計とは」「統計ができるまで」「統計で何がわかる」の3部構成になっています。
「統計とは」は、興味喚起コンテンツの「統計って何?」をより詳しく説明したものです。児童に身近なテーマから、統計の重要性を説明します。
「統計ができるまで」では、「小学生の生活とテレビ番組」というテーマのもと、調査し、統計表を作成し、分析してグラフに表し問題を解決するという統計の流れを説明します。
「統計で何がわかる」では、国勢調査などの全数調査、家計調査などの標本調査でどのようなことがわかるのか、統計が社会でどのように活用されているかを説明します。
- データの特徴・変化をとらえよう
- 以下の6種類のテーマに沿って、データとグラフの表現について説明しています。
それぞれのテーマごとに、グラフ化することによって解決できる、児童にとって身近な問題を提示しています。
児童に考えさせることで、授業でも扱えるようになっています。
テーマ |
項目 |
内容 |
数や量を表す |
棒グラフ、 さまざまなグラフ |
東京都の降水量を題材に、棒グラフを説明します。 |
変化を表す |
折れ線グラフ、 複合グラフ |
東京都の平均気温を題材に、折れ線グラフを説明し、平均気温と降水量を題材に、複合グラフについて説明します。 |
ともなって変わる二つの数量の関係 |
比例 |
自動車の走る時間、距離、速度を題材に、比例について説明します。 |
割合を表す |
割合と百分率、 円グラフ、 帯グラフ |
東京近郊への通勤・通学者数から、割合と百分率を説明します。
また、家庭のエネルギー源消費量を題材に、円グラフと帯グラフを説明します。 |
資料のちらばりを表す |
資料の平均、 ヒストグラム、 代表値 |
30世帯が一年間で飲料水の購入に当てた金額を題材に、資料の平均、ヒストグラムを説明します。
また、テストの点数を題材に、代表値について説明します。 |
順序良く整理して表す |
場合の数 |
自販機に飲料水を入れる組合せを題材に、場合の数について説明します。 |
下記の「教師用解答」に、各項目の「考えてみよう」「確かめよう」の解答が記載されています。

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- 統計ポスターを作ろう
- 以下の順序で、統計ポスターを制作する手順を説明します。
- (1)調べるテーマを決めよう
- (2)データ(資料)を集めよう
- (3)集めたデータを整理しよう
- (4)統計表に表そう
- (5)グラフに表そう
- (6)レイアウトを決めよう
- (7)ポスターにまとめよう
ケーススタディコンテンツ「やってみよう!統計ミッション」
児童が問題解決のプロセスを経験することができるコンテンツです。
以下の順序でケーススタディを進めます。
- 1.問題を把握し、データから傾向を探る
- 2.グラフを作成し、データを分析する
- 3.提案書を作成する
- 4.作成した提案書を発表する
詳しくは下記の「教師用指導書」をダウンロードして活用してください。

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発展コンテンツ 「統計にもっと親しもう」
「東京都統計グラフコンクールの紹介」と「おすすめ統計関連リンク」の2部構成になっています。
- 東京都統計グラフコンクールの紹介
- 学習した統計の知識と、統計を表現する技術を発現する機会として、グラフコンクールを紹介します。
- おすすめ統計関連リンク
- 児童が国や東京都の実際のデータに触れられるよう、おすすめ統計サイトの紹介をしています。