1 概況
2 前年同月との比較
◎ 総合指数の前年同月比は32か月連続のプラス
前年同月比で見ると、10大費目では被服及び履物 2.2%、食料 1.5%、家具・家事用品 1.5%、保健医療 1.1%、交通・通信 0.9%、教養娯楽 0.8%、住居 0.6%の上昇となった。【総合指数の前年同月比(0.3%上昇)に寄与した主な内訳】
10大費目 | 中分類,前年同月比(寄与度) | 品目,前年同月比 |
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(上昇) | ||
食料 | 外食 2.8%(0.16) | すし(外食) 5.4% など |
生鮮野菜 5.1%(0.10) | じゃがいも 31.3% など | |
住居 | 設備修繕・維持 5.7%(0.14) | 火災・地震保険料 12.5% など |
被服及び履物 | 衣料 3.1%(0.07) | 女児用スカート 5.8% など |
交通・通信 | 交通 2.4%(0.07) | 高速自動車国道料金 9.4% など |
通信 1.8%(0.05) | 通信料(携帯電話)1.6% など | |
教養娯楽 | 教養娯楽用品 2.6%(0.05) | ペットフード(ドッグフード)11.1% など |
(下落) | ||
光熱・水道 | ガス代 -3.3%(-0.06) | 都市ガス代 -3.3% |
電気代 -1.8%(-0.05) | ||
教育 | 授業料等 -11.8%(-0.46) | 幼稚園保育料(私立) -84.9% など |
補習教育 -4.7%(-0.05) | 補習教育(小学校)-11.7% など | |
諸雑費 | 他の諸雑費 -10.6%(-0.16) | 保育所保育料 -57.0% |
(統計表4、6)
注) 令和2年(2020年)6月分の数値は中旬速報値、令和2年(2020年)5月以前の数値は確報値である。
小売物価統計調査(構造編)は、地域別や店舗の形態別の価格の違いといった物価構造を把握する目的で実施されている。以下は、総務省統計局が令和2年6月19日に公表した「小売物価統計調査(構造編)―2019年(令和元年)結果―」について、「消費者物価地域差指数」及び「店舗形態の違いによる価格差」の調査結果を紹介する。
1 消費者物価地域差指数
都道府県別の地域差指数について、2019年(令和元年)の結果は、東京都(104.7)であり、最も低いのは宮崎県(96.0)であった。東京都は宮崎県より9.1%高くなっている。
また、都市別(都道府県庁所市(東京都は東京都区部)及び政令指定都市(川崎市、相模原市、浜松市、堺市及び北九州市))でみると、物価水準が最も高いのは東京都区部(105.4)で、次いで川崎市(105.2)、横浜市(104.7)などとなっている。一方、最も低いのは前橋市及び宮崎市(共に96.7)となっている。 なお、消費者物価地域差指数(総合)は「持家の帰属家賃」を含まない。
2 店舗形態の違いによる価格差 ※全国の集計結果
(1) スーパーと一般小売店の比較
スーパーと一般小売店の価格差を比較することを目的として調査している4品目(うるち米、豚肉、コロッケ及び清酒)の年平均価格をみると、うるち米、コロッケ及び清酒は、スーパーの価格が低くなっている。一方、豚肉は一般小売店の価格が低くなっている。
(2) スーパーと量販専門店の比較
スーパーと量販専門店の価格差を比較することを目的として調査している5品目(ラップ、洗濯用洗剤、ドリンク剤、生理用ナプキン及び整髪料)の年平均価格をみると、ラップ及び生理用ナプキンは、スーパーの価格が低くなっている。
資料 総務省統計局 小売物価統計調査(構造編)HP URL http://www.stat.go.jp/data/kouri/kouzou/ |
社会統計課 物価統計担当
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